2016年3月8日火曜日

【重要】RoboCup2016Leipzig世界大会ジュニアリーグへの日本チームの推薦方法について(3/19更新)

RoboCup2016Leipzig世界大会への,日本から参加するチームの推薦は,ロボカップジャパンオープン2016愛知終了時に行います。各チャレンジの推薦基準,推薦方法は,各チャレンジの技術委員会により決定します

なお,RoboCup2016Leipzig世界大会への,日本から推薦できるチーム枠数は,ジャパンオープン2016愛知までに決定予定です。

各チャレンジの推薦基準,推薦方法は次の通りです。

サッカー(3/19公開)

Lightweight Secondary及びOpenについてはこちらからご確認ください。
Lightweight Primaryについてはこちらからご確認ください。

レスキュー(3/17公開)

こちらからご確認ください。

CoSpaceレスキュー(3/14公開)

こちらからご確認ください。

ダンス(3/16公開)

こちらの「4)世界大会の選抜方法」からご確認ください。

なお,以上の内容についてのお問い合わせは,所属ブロック,ノードの技術委員を通して,もしくは各チャレンジ技術委員会が定める問い合わせ方法によってお問い合わせください。このブログのコメント蘭では質問はお受けできません。

ロボカップジュニアジャパン
国際担当理事,Regional Representative of Japan
野村泰朗
丹羽尚子

ロボカップにおける「オープン大会」について

更新履歴:
(3/11追記)ジャパンオープンの名称申請におけるメジャーとジュニアの関係および,ロボカップジュニア・ジャパンとロボカップ日本委員会との関係について追記をしました。
(3/11コメント削除)管理者として,3/11 21:00の時点で,情報の錯綜を避けために「サッカー競技者 2016年3月11日 16:35」のコメントを削除させて頂きます。3/11の追記にあるように,ジャパンオープンの開催にあたってはメジャーの大会を開催しているロボカップ日本委員会とジュニアジャパンは連帯して運営しています。当該のコメントにありました「メジャーより:」の発信元の方からの内容を再度確認頂き,コメント内容が正しい時には,再度管理者もしくはロボカップジュニア・ジャパン事務局まで連絡ください。
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ロボカップでは,ジャパンオープン(Japan Open)をはじめジャーマンオープン(German Open),シンガポールオープン(Singapore Open)など「オープン」という名前の付く大会が世界各地で開催されています(参考:RoboCup Upcomming Event)。

このような,「ロボカップ◯◯オープン(RoboCup xxx Open)」という名称の大会は,ロボカップ国際委員会(RoboCup Federation) の承認を得て,ロボカップ公認の大会として開催することとなっています。承認なしにこの名称を用いることは(国際委員会の規則上も,商標権上からも)禁止されています。

ジャパンオープンの名称の使用については,毎回,事前にロボカップ日本委員会会長からロボカップ国際委員会(RoboCup Federation)に申請をしています。その時にJuniorも含めて申請しています。また,ロボカップ国際委員会(RoboCUp Federation)との関係で,ロボカップジュニア・ジャパンがロボカップの名称を使用できるのは,ロボカップ日本委員会の元での活動として認められているからであり,ロボカップの名称に関わる事については,ロボカップジュニア・ジャパンは,常にロボカップ日本委員会と連絡をとって運営しています。(3/11追記)

1.「オープン大会」の定義


ロボカップでは,「オープン(Open)」という言葉が大会名称につく大会(以下これを「オープン大会」と呼びます)では,次のことを前提とした大会運営をすることを求めています。
  1. その大会をオープン大会とするかどうかは,大会を主催する開催委員会が決定し,国際委員会の承認を受けて、国際的な責任のもとで運営される。
  2. オープン大会は、国際大会に準ずる扱いである。例えば,競技運営は多国籍のチームが一緒に競技をすることを前提にした運営を考えることや、国際的に参加チームが実力を試すことができる場となるように運営されることが求められる。
  3. オープン大会は,競技だけでなく(ましてやそこでの勝ち負けだけにこだわるのではなく),広く多様な文化のもとで多様な学びをしている者同士が相互に交流し,お互いに気づきを与え,学びを深める場(いわゆる異文化交流,国際交流の場)となるように運営されることが求められる。
  4. オープン大会は,その国のチームとおなじ条件で海外のチームも(全ての競技種目でないにしても)競技に参加できる大会とする。大会主催者は、国内外分け隔てなく大会に参加できるように配慮をする。
  5. オープン大会に参加する海外チームは、国内チームと同様に参加費および旅費はチームで負担する。海外チームも,ジュニアパーティーなどの参加チーム向けのイベントにも同様に参加できる。
この「オープン」がつく大会,イベントの名称利用の規則は,国内大会にもそのまま当てはまります。例えば,この数年,ブロック・ノードのみなさんの素晴らしい活動の一つとして「せとうちオープン」が開催されていますが,ここでの「オープン」の意味も,もちろん世界を対象にしていただきたいのですが,少なくとも対象を開催地域に限定せず日本全国に広げて頂き,それ以外の考え方は上と同様にしていただく必要があります(参考:せとうちオープン2015@かがわ。(厳密には,「オープン」とつけた時点で海外からも同様に参加できることを宣言しているとみなされます。ですから,仮にせとうちオープンに海外から参加したいという要望があった場合には,最大限対応をすることは求められます。)
日本国内における「ブロック大会」「ノード大会」「日本大会」に対する「オープン大会」という位置付けになります。国内であっても,「ロボカップ」「ロボカップジュニア」と名称のつく大会,イベントについては商標権の問題から必ずロボカップ日本委員会,ロボカップジュニアジャパンに申請をして承認を得る必要があります。「せとうちオープン」についてもジュニアジャパンで承認をしており,その際「オープン大会」であることに関して運営上の要望を主催者に対して行っています。

以上のように,ロボカップにおける「オープン大会」についてその意味や意義を理解をしてください。

2.「オープン大会」と日本大会,ブロック・ノード大会


他方で,ジュニアジャパンでは「ロボカップジュニア日本大会」という名称で大会を開催することがあります(通称では「全国大会」という言葉が使われ ることもあるようですが,ジュニアジャパンでは公式には「日本大会」を使います)。日本大会は,あくまで日本国内の参加者を対象とした大会を意味してお り,基本的には,海外からのチームの参加を前提としない大会運営を考えます。それは例えば,英語等の外国語の大会概要を用意しない,会場において英語等の 外国語のサインや通訳を用意しない,という意味です。
もちろん,日本大会でも海外からのチームの参加を受け入れることはありますが,その場 合にも,上のオープン大会で求められるような配慮をしないことがあります。例えば,交流戦と称して希望する日本チームとのみ対戦する独自のリーグを用意す るなどです(その代り海外からの参加チームの参加費は日本のチームと違いをつけるなどの別な配慮は必要です)。

ジュニアジャパンとしては,メジャーと一緒に日本大会ができることを望んでいますが,開催日程についてジュニアとメジャーの間では調整が難しく,この数年はジュニア単独で日本大会を開催してきました。ジュニア単独での大会を「ロボカップジュニアジャパンオープン」としてオープン大会とすることも可能です。これは毎年度,日本大会の準備にあたって検討されます。その検討の際に,もしメジャーと同時開催が実現するようであれば,メジャーと歩調を揃えます。例えば,2016愛知大会では,ジュニアとメジャーが同時開催できることとなり,その場合はメジャーとジュニアの合同の開催委員会が組織されま す。そして開催委員会として「ジャパンオープン」として開催することを決定しロボカップ国際委員会から承認を得て実施します。このようなケースでは,ジュニアも「オープン大会」の形式をとることとなり,最初に示したような条件をクリアできるように大会を準備し,運営しなければなりません。

3.国際レベルの大会・イベントに積極的に参加しよう!


最初に書きましたように,ジャパンオープン以外にも各国で「オープン(Open)」という言葉がついた大会が開催されており,これらの大会では参加申し込みは世界に向けて開かれていて,堂々と日本のチームも参加申し込みをすることができます。もちろん,チーム数の制約や,参加できる競技種目が限られているということはあり得ますが,その大会では最大限受け入れようと検討してくれます。このように,ロボカップでは,世界大会だけでなく,国際的な大会への参加の機会が多く設けられていることを知っていただき,よい学びの機会として活用していただきたいと思います。