2015年12月24日木曜日

国際委員会運営フォーラムサイトにおけるマルウェア感染への注意

国内の利用者よりのご報告から,国際委員会が運営する次の「RoboCupJunior Community Site(フォーラム)」のサイトを閲覧すると,

http://www。rcjcommunity。org
※ドット(.)をマル(。)にしてあります。

自動的に不正なプログラム(マルウェア)がダウンロードされる事例があったとのことです。現在,国際委員会の担当者には調査を依頼していますが,アクセスするだけで最悪お使いの端末がマルウェアに感染する危険があるため,当面,アクセスしないようにお願いします。

また,ロボカップジュニアの次のHPにある国際ルール(英語原本)へのリンクを当面,外します。

http://www.robocupjunior.jp/rule.html

なお,当該サイトへのリンクは,ジュニアジャパンが管理をしない外部のサイトや,これまでに配布されている文書中にも存在する可能性があるため,あわせてご注意ください。

2015/12/24 9:42更新

2015年12月23日水曜日

ロボカップジャパンオープン2016愛知における高性能電池の取り扱いQ&A(3/10更新)

Q1. 11/13(金)

ArduinoやRaspberry Pi 等の使用も目立ってくる大会かと思いますが、
そうしたボード類には、モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)を
使用するケースが多いと思います。
これらの使用とLi-Poと混同してしまうことを避ける為に、スマホや携帯の充電に使用しているような、USB仕様のモバイルバッテリーは問題無いと言うことを確認させて下さい。

A1. 実行委員会からの回答

お問い合わせにある、以下のような形で販売されている「一般的にUSBにて充電するモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)」は
http://buffalo.jp/product/power/mobile-battery/mobile-battery-guide/mobile-battery-base/
家電製品の(a)の範疇にはいる。
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Q2. 11/14(土)

(1)技術委員を通して、各ブロックの選手に公表してもよろしいということでしょうか。
(2)b-1: Li-Poの仕様は、3000mAh 15V以下(サッカーライトは1500mAh 10V以下 )
質問:ルール上ではサッカーライトは12V以下となっております。3セル11.1vが使用できるか否かの大事なポイントになりますので、確認させて下さい。
(3)b-4: 当該チームは保護メガネを着用する事とし、相手チーム、審判の分も含め全てを用意すること。
質問:これは試合中ということでよろしいでしょうか。コートにつくことができる2名分、相手チームも同様に2名分、審判は主審2名分という認識でよろしいでしょうか。

A2.実行委員会からの回答

(1)以下のブログで発表いたしますので,それ以降通知お願いいたします.
  http://rcjjinternational.blogspot.jp/
(2)Li-POを使用する場合は、安全を考慮し10Vとします.
(3)おっしゃる通りです.
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Q3. 11/15(日)

(1)今回リチウムポリマー電池(Li-Po)のみになった経緯
(2)公開の仕方(根拠となるデータも一緒に公開されるのか)

A3.実行委員会からの回答

(1)9月にブロック長や技術委員の方に示した方針で処理しています。
   http://rcjjinternational.blogspot.jp/2015/09/lipo.html
(2)各チャレンジ技術委員のブログでの検討状況と関連のHP、消防の注意を参考にしました。
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Q4 12/23(水)

この間,本Webサイトのコメント欄にいただいていたご質問についてまとめて回答いたします。なお,コメント欄はお問い合わせ目的での利用を想定しておりませんでしたため,対応が遅くなりましたことをお詫びいたします。現在,ジュニアジャパンとしての問い合わせ窓口を正式に用意してご案内できるよう準備を進めております。それまで,確実にお問い合わせをいただくためには,お近くのブロック,ノードのご担当者を通してお願いいたします。

(1) (電圧制限等)なぜこの数値としたのか科学的根拠を教えてください。
(2) レスキューチーム,ダンスチーム等では保護メガネをいくつ用意すればよいでしょうか。
(3) 海外参加チームへも,このルールは同様に適用されますか。
(4) 電極にリチウムコバルトを用いたリチウム2次電池を規制」されたかったのではありませんか。

A4.実行委員会からの回答

(1) サッカー技術委員会での議論の経緯を尊重しました。
(2) 自チームのメンバー数+審判・審査委員の人数分をご用意ください。
(3) 海外参加チームへも同様に適用します。
(4) サッカー技術委員会での議論の経緯を尊重しました。
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Q5 12/26(金)

(A4の回答として)「サッカー技術委員会での議論の経緯を尊重しました。」とありますが,サッカー技術委員会では15V・3000mAh、ライト12V1500mAhの根拠が提言者から示されず、この数値規制案は複数ブロックの代表技術員から反対意見が出て。サッカー技術委員会としては”この数値規制は不採用”となっています。サッカー技術員会で数値検討はされていません。サッカー技術委員会ではLi-Poのみを危険視するのは安全性向上に繋がらないとの意見が多数となり、「特定の電池を規制しない。」代わりに「安全利用を啓蒙する。」「万一にそなえ消化器用意などの運営対応を強化を件検討する」との方向で検討されており、Li-Poの数値規制は不採用でしたので、この(1)(4)のお答えは誤りです。
サッカーではもともと重量規制と、15V&ライト12Vの電圧規制があるため、15V・3000mAh、ライト10V1500mAhの意見が出たものの、それでなぜ安全性が確保できるのか根拠が示されなかったため、実効性不明なこの数値規制は不採用となりました。(ライト12Vを10Vにする必要性等、提言者から説明もなく、規制数値の議論はまったくサッカー技術員会でされていないのが事実です。)【「尊重しました」の意味,意図するところを教えてください。】

A5.実行委員会からの回答

この問題に対する決定は,技術的な判断ではなく,ジャパンオープン(ジュニア)実行委員会の運営上の判断です。その過程で,技術委員会での議論の経緯を参考にさせていただいたという意味で「尊重」という言葉を用いました。
大会運営に関わる技術上の課題い関する決定プロセスは次にまとめてありますのでご確認ください。さらに,今後,現在の決定プロセスも含めて,技術的なルール決定手続き、大会運営上の決定の問題に関する改善の提案は,みなさま所属のブロック,ノードの長,技術委員長を通じ提案してください。理事会で検討し,総会の時に会員の皆さんに提案しお諮りすることができます。
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Q6 12/27(金)

「規制の数値に正当性があることをお示し願いたいもう一つの理由として、〜」のご質問に対して

A6.実行委員会からの回答

ご質問の内容に対する回答は,Q5に対するものと同じく,この問題に対する決定は,技術的な判断ではなく,ジャパンオープン(ジュニア)実行委員会の運営上の判断です。

なお,ご質問の中に不適切な内容がふくまれておりましたので,ご質問本体は削除をさせていただきました。
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Q7 2/26(金)

「電池検査の際に、電池の製品名、電圧などの仕様が分かる説明書などをご持参下さい。」とございますが、どこまで詳細なものが必要でしょうか。
新品購入時からフィルムに記載がなく、説明書も紙では付属していない18650型バッテリーなどの場合、その商品の購入履歴との照らし合わせでも大丈夫なのでしょうか。

A7.実行委員会からの回答

下記の1・2以外は使用不可(外装に何も表示の無い物は使用不可)
1.電池本体に種類・電圧・容量の明示がある。
2.電池本体にメーカー型式等の明示があり、その型式から種類・電圧・容量が証明できる資料を持参する。※資料はWebからの印刷物OK
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Q8 3/7(月)

「リチウム系電池使用届出書2016」より、コネクター以外で改造してある電池・充電器は使用禁止とありますが、18650型リチウムイオン電池を電池ボックスに入れ、電池ボックスにコネクターをはんだ付けして使用するのはルール的に可能でしょうか?
また、電池ボックスから18650を出し入れする際、カスレ傷がどうしても出来てしまうのですがこれは、「キズ・破損がある」物に含まれるのでしょうか?

A8.実行委員会からの回答

1.電池BOXの半田付けは問題ありません。
2.電池BOX装着時の外装カスレ等は問題ありません。
2-1 外装フィルムが剥がれている物は使用不可
2-2 外装に表示してある電池種類・電圧・容量・型式等が読取できない物は使用不可2-3 外装に変色がある物は使用不可
3.安全弁(孔)から液体・粉(微量でも)等が出ている物は使用不可(形跡がある場合も同様)

以上

2015年11月20日金曜日

高性能電池に対する出場ブロック技術委員の確認署名押印手順について

高性能電池について,出場ブロック技術委員の確認署名押印につきまして,実行委員会で次のように決まりましたので,お知らせいたします。

ブロック大会時点でLi-Poを使用しているチーム

  1. ブロック大会に参加し、Li-Poを使用している全てのチームは、添付(末尾リンク)の申請書(1/2)の質問1と2に答えて、チームメンバー全員とメンターの「自署もしくは署名・押印」をする。申請書(2/2)のA)にLi-Poを保護する対策について記入する。
    (ブロック大会時点で、電池を保護する対策が済んでいる場合はそれを詳しく書く。電池を保護する対策が済んでいない場合は、対策の予定を書く。)
  2. Li-Poを使用しているチームは記入済みの申請書添え,ブロック技術委員(または同等の立場の方)に,使っている電池の仕様と電池を保護する対策を説明する。
  3. ブロック技術委員は、チームから説明を聞き、確認したという意味で申請書に「自署もしくは署名・押印」し、書類を返す。
  4. ジャパンオープンへ参加するチームは、「3/20」までにRCJJ事務局へその「自署もしくは署名・押印」された申請書のコピーを郵送(もしくは,スキャンしたものをe-mail送信)する。申請書の原本とコピーを会場へ持参してください。
    ブロック大会後に、電池の保護に関する変更を加えた場合は、その内容を申請書類の (2/2) B)に記載した上で送ってください。

ブロック大会後にLi-Poを使用開始したチーム

  1. ブロック大会後に、Li-Poを使用開始した全てのチームは、添付(末尾リンク)の申請書(1/2)の質問1と2に答えて、チームメンバー全員とメンターの「自署もしくは署名・押印」をする。申請書(2/2)のA)にLi-Poを保護する対策について記入する。
  2. Li-Poを使用しているチームは記入済みの申請書添え,技術的に相談した人に,使っている電池の仕様と電池を保護する対策を説明する。
    (ブロック長、ノード長,ブロック技術委員、ノード技術委員が望ましい)
  3. チームから説明を聞いた人は、確認したという意味で申請書に「自署もしくは署名・押印」し、書類を返す。
  4.  ジャパンオープンへ参加するチームは、「3/10」までにRCJJ事務局へその「自署もしくは署名・押印」された申請書のコピーを郵送(もしくは,スキャンしたものをe-mail送信)する。申請書の原本とコピーを会場へ持参してください。

申請書

Li-Po使用申請書2016(Excel)
※どちらのファイルを使っても構いませんが,署名欄は必ず「自署もしくは署名・押印」をすること。プリントアウトされただけの申請書は受け付けられません。(11/23補足)

2015年11月13日金曜日

ロボカップジャパンオープン2016愛知における高性能電池の取り扱いについて

ロボカップジャパンオープン2016愛知のジュニアリーグの全チャレンジにおいて,ジュニア会場の来場者や参加者の安全を考慮して,高性能電池は次のように定めます。

ロボカップジャパンオープン2016では,リチウムポリマー電池(Li-Po)を使用するにあたり安全に大会を運営していく体制を十分にとる事ができないという事から,安全に利用するための対策が講じられていないリチウムポリマー電池(Li-Po)の持ち込み・充電・使用を禁止します。

具体的には、下記(a),(b)で示すどちらかに該当する場合のみ使用可能です。

(a) LEGO Mindstormsの充電式バッテリーのように安全装置を最初から搭載している製品。ただし,製品名・仕様等が確認できるよう下記b-3を遵守すること。

(b) バッテリーパックなどについては、以下b-1からb-7の規定を遵守した場合のみ使用可能。
  • b-1: Li-Poの仕様は、3000mAh 15V以下(サッカーライトは1500mAh 10V以下 )とする。
  • b-2: バッテリーの近くに使用しているものに適したヒューズを取り付けるなど,配線・回路ショートによる二次災害から電池を保護する対策がなされていること。
  • b-3: (世界大会のサッカーの車検と同様)製造者による製品名や電圧等の規格を示すラベルが貼る,又は製品の説明書や保証書を提示・携帯すること。
  • b-4: 当該チームは保護メガネを着用する事とし,相手チーム,審判の分も含め全てを用意すること。
  • b-5: 充電はチームのパドック内のコンセントでなく,指定された場所で行うこと。
  • b-6: 会場にて上記ルールに違反したチームは即時失格となり,速やかに電池を会場外へ持ち出さなければいけません。その指示に従うこと。
  • b-7: 車検(競技によってはインタビュー)時に,別途用意する申請書(b-1からb-6を遵守する誓約を含む)に,チームメンバーの全員の署名とメンターの署名・押印,およびb-1とb-2に関しては出場ブロックの該当チャレンジの技術委員が確認署名・押印し,提出する。
技術的な内容,対策については,リチウムイオンバッテリーの適切な利用方法に関する各種資料*1,サッカー技術委員会のフォーラム、関西ブロックのホームページを参考にさせて頂きました。関係の皆さま,ご協力ありがとうございました。

なお、ロボカップジュニア・ジャパンとしての方針は次の通りです。
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ロボカップジュニア・ジャパンとしては,ジャパンオープン2016では,サッカー技術委員会で取りまとめ頂いた対策を踏まえた運営体制を目指し,運営上での課題を整理したいと考えています。
ジャパンオープン2016の後,具体的な運営実施マニュアル,子供達が技術を安全に使用する上で必要となる技術指導書などを整備していきます。

今回の高性能電池の件に限らず,安全な大会運営に支障をきたすおそれのある技術の導入に関しては,ノード大会開催前に参加者へ周知できる体制を整えた上でジャパンオープンをはじめ各大会の実行委員会に提案できる形にしていく所存です。
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今後とも,安全な大会運営にご協力の程よろしくお願いします。

ジャパンオープン愛知 ジュニア実行委員長 水野勝教
ジャパンオープン愛知 開催委員会副会長(RCJJ代表理事)高橋友一

*1(7/24訂正)参照情報の記載手続きが不適切であったため削除修正を行いました。

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以上に対する,Q&Aはこちらをごらんください。(11/20更新)

2015年11月11日水曜日

ロボカップジャパンオープン2016愛知におけるジュニア参加チームの人数と年齢の扱いについて(11/11決定)

ロボカップジャパンオープン2016愛知におけるジュニア参加チームの人数と年齢の扱いについて,次のように決定いたしましたので,お知らせいたします。

【1】ジャパンオープン2016愛知において,チーム人数につきましては,すでにお知らせした通りとなります。


ロボカップジュニアジャパンオープン2016(2016年3月開催)における参加者の年齢およびチームメンバー数について(10/23公開)
http://rcjjinternational.blogspot.jp/2015/10/201620163.html
  • サッカー,レスキューは,2人以上かつ6人以下
  • ダンスは,2人以上かつ8人以下

【2】チームメンバーの年齢制限は次のように行います。

  1. ジャパンオープン2016愛知の参加資格、年齢区分は2015尼崎と同じです。
    • 年齢の上限は、2016年7月1日現在で19才以下です。
    • メンバーは、2016年7月1日現在で,14才以下の場合をプライマリ,15才から19才までをセカンダリと区分けします。
    • メンバー全員がプライマリ区分の場合のみ,プライマリの競技に参加できます。一人でもセカンダリのメンバーがいた場合はセカンダリ競技に参加しなければなりません。
      (全員がプライマリのメンバーでもセカンダリ競技に参加できます。)
  2. ブロックからの推薦を受けジャパンオープン2016にエントリーを行う場合,下記の「世界大会選抜に関する注意」をうけ,チームはノード・ブロックでの出場したプライマリ・セカンダリの区分には拘束されません。即ち,1.の条件下でノード・ブロック大会で出場した区分と異なる区分で出場できます。

<世界大会選抜に関する注意>

RoboCup2016ドイツ世界大会の2016年度ルールが発表された段階で,仮にプライマリ・セカンダリの区別がなくなった場合,セカンダリのチームを優先に推薦します。
具体的には、割当てが1の時はセカンダリーから1チーム,2の時はプライマリーとセカンダリから1チーム,3の時はプライマリから1チームとセカンダリから2チーム,以下,割当チーム数が増えた時は同様の考え方で,偶数の時は半数,奇数の時は,セカンダリのチームに多く割り当てます。(11/24修正)
但し,成績評価においてプライマリとセカンダリの区別なく,チャレンジ全体で評価するチャレンジにおいては,チャレンジ全体として割当てる方法でも構いません。

ロボカップジャパンオープン2016愛知
ジュニア実行委員長 水野勝教
ジュニア実行委員(RCJJ競技担当理事)中島晃芳

2015年10月24日土曜日

ロボカップジュニアジャパンオープン2016(2016年3月開催)における参加者の年齢およびチームメンバー数について

 世界大会での年齢・チームメンバー数に関して,2015合肥世界大会において議論が進められました。すでに,その動向を踏まえたロボカップジュニア・ジャパンとしての基本姿勢については,理事会においてこちらにある通り決定しています。
 2016年ドイツ世界大会に向けた方針について,10月12日に,RoboCup国際委員会から末尾の内容が各国や地域の代表(Regional Representative)宛に届きました。

ロボカップ2016ドイツ世界大会 ジュニアチーム参加条件
  1. 年齢下限11歳(2016年7月1日時点)※上限は変わらず
    Minimum age of Junior participants is 11 year-old. (the age cut-off date is July 1st, 2016)
  2. チーム最小メンバー数2人※全てのチャレンジで
    Minimum team size of Junior teams is 2 members. 
  3. チーム最大メンバー数6人※全てのチャレンジで
    Maximum team size of Junior teams is 6 team members.

 これに基づき,先に決定した基本姿勢のもとで,ロボカップジュニア・ジャパンは以下の方針で2016年3月のジャパンオープンを開催することにします。
  1. ロボカップジュニアジャパンオープン2016(2016年3月開催)の年齢,メンバー数に関しては,ロボカップ2015合肥世界大会に準拠する。
    • 2016年7月1日時点で10歳以上かつ19歳以下
    • サッカー,レスキューは,2人以上かつ6人以下
    • ダンスは,2人以上かつ8人以下
  2. ロボカップジュニアジャパンオープン2016(2016年3月開催)の各チャレンジの競技ルールは,ロボカップジュニア2016世界大会の国際ルールの公開時期に関わらず,現時点での決定(2015年9〜10月に各技術委員会で決定)から変更しない事を推奨する。新国際ルール公開時点でルール変更する可能性がある時は,現時点でその事を明記しておくとともに,その変更が参加チームにとって支障がないように配慮する。
  3. 参加者の年齢,メンバー数などを含め,ロボカップ2016ドイツ世界大会のルールとロボカップジュニアジャパンオープン2016(2016年3月開催)のルールとの間で異なる項目については,チームの責任で世界大会登録時までに対応する。
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Date: 2015-10-12 7:43 GMT+09:00
Subject: Participants' Lower Age Limit at RoboCupJunior international competitions

Dear all,

On September 27th, the RoboCup Federation Board of Trustees' meeting was held and discussed some changes with RoboCupJunior international competition.

As we explained at the annual RoboCupJunior Regional Rep's meeting in Hefei, the lower age limit for Junior participants will be 14 year-old in the future. The progressive change will be implemented from 2016. The plan is as follows:

Minimum age increases by “1” every year starting 2016.
            2016 (Germany) – 11 year-old
            2017 (Japan) – 12 year-old
            2018 (TBA) – 13 year-old
            2019 (Australia) – 14 year-old

By 2019, the following numbers will be implemented.
            Age requirement – 14-19 year-old
            Team member requirement – 2- 4 members
            Maximum team # (the total of all leagues) – 150 teams

For RoboCup 2016, the participating teams of Junior competition have to follow the newly implemented general rules (apply ALL Junior leagues/sub-leagues):

Minimum age of Junior participants is 11 year-old. (the age cut-off date is July 1st, 2016)
Minimum team size of Junior teams is 2 members.
Maximum team size of Junior teams is 6 team members.

Other details such as maximum number of teams invited to participate in 2016 will be decided based on the availability of Junior competition space and resources.


Please communicate the new general rules with the Junior teams from your region. The age limit and team size apply ONLY AT the international competitions. We will continue to support younger students at the regional levels and will provide rules for primary teams no matter what the minimum age is for the international competitions. If you have any questions, please feel free to contact me via email.

Thank you for your help and continuous support on RoboCup and RoboCupJunior.

Warmly, Amy Eguchi, Vice President of RoboCup Federation representing RoboCupJunior, on behalf of RoboCup Federation and RoboCupJunior committees

2015年9月19日土曜日

個別の技術や特定の製品の使用可否の判断の考え方,手順について〜「LiPoバッテリの扱い」をケーススタディとして

個別の技術や特定の製品の使用可否の判断の考え方,手順について

 ここでは,まず最初に,技術委員会,大会実行委員会のそれぞれの立場を明確にした上で,個別の技術や特定の製品の使用可否の判断について,それぞれの立場からどのように考える必要があるのかを整理して説明します。さらに「LiPoパッテリーの扱い」を例に,この考え方,手順についてケーススタディをします。

技術委員会(Technical Committee, TC)と大会実行委員会(Organizing Committee, OC)の役割

(技術委員会(TC)の役割)
 技術委員会は,大会において採用する競技ルールを決定する役割を担います。個別の技術や具体的な製品に対しては中立の立場を取り,実行委員会や参加者からの求めに応じて,それらの技術や製品を利用したロボットづくりに役立つ,学習のための資料や情報源の提供を行うことが任務です。
 ルールの決定において,以下に留意します。
  1. 教育の意義や効果と運営上の問題は明確に区別する。
  2. 競技が行えるための必要条件を設定し,その条件下で競技を行うことを前提とする。
  3. ルールに沿ってロボットづくりをする上で,新しい技術を学習することを妨げるものであってはならない。
  4. 個別の技術や具体的な製品を推奨や制限するものであってはならない。
  5. 世界大会で認められる技術であっても,その採用は国内事情で判断することを前提とする。ただし,1.や3.を前提に検討すること。
 ブロックやノードにおいて独自に技術委員会を構成し,ブロックやノード独自の競技ルールを策定している場合は,ブロックやノードの技術委員会は独自ルールに関してその内容に責任があります。ただし,その場合でも上の点には留意してください。また,そこで利用を想定する技術の影響が,独自の競技ルールの範囲を超える場合には,ジュニアジャパンの技術委員会に問い合わせを行い連携して検討してください。

(実行委員会(OC)の役割)
 ノード,ブロックを運営している者は,原則,ノード,ブロック大会において大会実行委員会の委員となります。実行委員会は,大会運営に責任を持つ立場として,基本的に以下を決定します。
  1. 競技を行う場所の広さ等の会場の諸条件や,規模や予算など大会実施の条件を踏まえて,大会参加希望者の学びの機会を奪わない大会参加の条件を決定する。
  2. 安全な運営などの観点から,技術委員会の定めるルールをもとに当該大会の競技ルールを決定する。
なお,
  • 「メディア露出許諾」や「安全リスク承諾」の用意,取得
  • イベント保険への加入
  • エントリーレベルの大会においては,参加者の学びの機会を与えられるよう,新技術に対する講習会,勉強会の開催
  • 日本大会・ジャパンオープンにおいては(もちろんノード,ブロックにおいても),メジャーの関係者と一緒になる機会
に配慮する事が望ましいです。

(世界大会における現地委員(LOC)の役割)
 国内大会の運営については,各大会実行委員会の責任で判断します。
 他方,2017年に予定されている日本で開催される世界大会において使用する技術は,日本の国内法や会場の使用ルールに照らし合わせて,世界大会の実行委員会(OC)と大会実行委員会(LOC)が判断します。その場合,ジュニアジャパンやその技術委員会には,日本国内での実施についての技術的なアドバイスや,運営面でのアドバイスを求められることがあります。その場合も,技術委員会の立場と実行委員会の立場は分けて情報提供を行います。

個別の技術や特定の製品の使用可否の判断の考え方

 先の技術委員会と大会実行委員会の役割分担を踏まえて,個別の技術や特定の製品の大会での使用可否の判断はつぎのような手順で行います。

【段階1】大会実行委員会,ジュニアジャパン関係者で問題の認知
【段階2】大会実行委員会より技術委員会に諮問
  • 特定のチャレンジにのみ関係する技術でない限りは,その技術に関する取り扱いはすべてのチャレンジで一貫して扱われるべきである
  • 最初の検討はあるチャレンジの技術委員会でされたとしても,それが他のチャレンジにも関わることであれば,他のチャレンジの技術委員会にも積極的に働きかけて情報の整理をすること
【段階3】技術委員会よりの情報提供を受けて大会実行委員会として判断
  • 特定の技術や個別の製品に関する取り扱いについては実行委員会が全体を見渡して一貫性をもって決定する
具体的な運用については,次のケーススタディを参考にしてください。

(ケーススタディ:LiPoパッテリーの使用について)
 2015年9月現在,「サッカーチャレンジにおいて多くのチームが利用しているLiPoバッテリーは取り扱いが難しく事故が起きる危険性が高いと考えられる。大会会場における安全上の理由から禁止すべきではないか」という問題がサッカー技術委員会で取り上げられ議論されています。
 現在,ジュニアジャパンの各技術委員会のメンバーは,技術委員会と大会実行委員会の両者の立場を持つ方が多数いらっしゃいます。技術委員会,実行委員会,ブロック・ノード運営委員のいずれにご自分が属するのかを意識していただき,それぞれの立場からの議論と行動がもとめられます。

 上の手順を適用すると,この件に関する判断は以下のような流れになります。理事会としてはサッカー技術委員会に【段階2】として,ノード大会が開始されるまでに資料を公表をお願いします。

【段階1】
 大会実行委員会がこの問題を認知し技術委員会に諮問することになりますが,今回は,理事会としてこの問題を一旦引き取りあらためて議論を求めた時点がこれにあたります。
【段階2】
 ここで,技術委員会に求められているのは,使用の可否の判断そのものではなく,あくまでLiPoバッテリーの特徴および取り扱い上の危険性,大会運営における留意事項や対応策について,参加者や運営者が最低限知っておくべき技術情報およびさらなる学習のための資料や情報源を整理して公開することです。
 技術委員会は,ロボカップジュニアの精神に則り,LiPoバッテリーに対して中立の立場で,当該技術に対する参加者の学習を促すべく最大限この要請に応えることが期待されます。さらに,専門性特殊性の高い内容である場合,専門家を招いた講習会などを企画,実施することも望まれます。
【段階3】
 各大会の実行委員会としては,技術委員会の公開する資料をもとに,安全面についての対策や責任の所在の明確化,万が一にも事故が起きた場合の補償方法などを検討の上,参加者の学習の機会も考慮した上で,チームによるLiPoバッテリーの使用の可否について判断します。

 なお,このケースにおける【段階3】での判断は一貫性を持たせることが肝要であり,LiPoバッテリーの扱いに関する決定は,サッカーのみとするのではなく,レスキューやダンスなどすべてのチャレンジに渡って適用すべきことになります。

 ノード,ブロック大会および日本大会/ジャパンオープンの実行委員会は,上記の情報提供にもとづいて判断をして参加者に周知します。大会によって判断は違って構いません。大会によるルールの違いは,参加チームが対処するものとします。

最終変更日:2015.9.19

ロボカップジュニアの大会参加にむけたチームビルディングの考え方

ロボカップジュニアの大会参加にむけたチームビルディングにおけるメンバー数および年齢制限の考え方について

 ロボカップ2015合肥世界大会では,諸事情で,4月になって1チーム当たりのメンバー数が制限されました。現在,RoboCup Federationでは,世界大会をより円滑で有意義な場となるように運営するために,1チーム当たりのメンバー数や参加できる年齢制限,大会に参加するチーム総数などについて検討されています。
 現時点で,ジュニアジャパン理事会としては,これまでのルール変更の傾向から,今後の世界大会でのメンバー数は減少傾向に,年齢制限の下限は上がる傾向に,そして各国や地域から推薦できるチーム数の枠は減少傾向にあると推測し,今後のさまざまな変化に対応できるように,以下の方針で大会を運営をすることにしました。

(ブロック,ノードにおける参加者に対する告知事項)

 ロボカップジュニアの各大会(ノード大会,ブロック大会,日本大会・ジャパンオープンおよび世界大会)における,メンバー数および年齢制限は,それぞれの大会実行委員会によって決定します。各大会の制限は,相互にできるだけ整合されている事が望ましいですが,特に上位の大会になるほどに,諸事情により大会直前であっても突然変更になることがあります。
 ある大会に参加後,そこで推薦(選抜)されてより上位の大会に参加することになった際,メンバー数の変更や年齢制限の変更が必要になった場合の対応は,各チームの責任でお願いします。
 ジュニアジャパン理事会は,2015年9月時点において,全てのチャレンジにおいて,メンバー数は2名以上6名以内,構成メンバーの年齢は全員が10歳以上とすることを推奨します。ただし,これらの推奨事項は,あくまでも目安でありこれを守っていれば変更が起こらないことを保証するものではありません。

(ノード大会,ブロック大会,日本大会・ジャパンオープンの各実行委員会に対する依頼)

 各大会実行委員会においては,会場の広さなどを考慮した上で,参加者に対する告知事項で推奨するメンバー数,年齢制限を参考に,可能な限り適切な時期に,当該大会におけるメンバー数制限,年齢制限を参加者に周知して頂く事をお願いします。
 また,上位大会への選抜に際しては,上位大会でのメンバー数制限,年齢制限が当該大会と違うことも想定した選抜方法を検討して頂き,当該大会開催前までに参加者に周知をお願いします。

最終変更日:2015.9.19

2015年6月11日木曜日

ロボカップ2015合肥世界大会参加に際する便宜供与書類の依頼について(6/11様式修正)

ロボカップ2015合肥世界大会参加に際して,一社ロボカップジュニアジャパンから所属機関等への便宜供与書類が必要な方は,次の手順でご依頼ください。

【手順】
  1. 次の様式をダウンロードし,必要事項を記入の上印刷してください。
    世界大会便宜供与様式2015r1(参加者用,Word形式)(6/11修正:大会期間が間違っていました)
    世界大会便宜供与様式2015r1(メンター用,Word形式)(6/11修正:大会期間が間違っていました)
  2. 返送先の住所を書いた返信用封筒をご用意いただき,必ず切手を貼って,下記住所までお送りください。
  3. また,行き違いの防止,および送付いただいた内容についてこちらからチームに確認させていただく必要が出てくる場合がございますので,お手数ですが郵送した旨を,メールで下記事務局までご連絡ください。

【送付先】
〒531-0072
大阪市北区豊崎3-20-1インターGビル内
一般社団法人 ロボカップジュニア・ジャパン
事務局 宛
※表面に「ジュニアチーム 便宜供与希望」と朱書きで明記してください。
Tel:06-6136-6391
Fax:06-6136-6392

【依頼期限】
6月22日必着
※期限を過ぎる場合はあらかじめお問い合わせください。

【この件に関するお問い合わせ先】
ロボカップジュニア・ジャパン事務局
e-mail: osakajjoffice [AT] robocupjunior.jp
※[AT]を半角@(アットマーク)に変更して空白を詰めてください。

2015年5月16日土曜日

世界大会本登録について

昨日,国際委員会より連絡があり,事前登録が完了し,ご連絡いただいたメンターのみなさんのメールアドレスに本登録のために必要な情報を記載したメールをお送りしたそうです。

その中に,Registration Codeが記載されていますので,それを用いて各チームで本登録をお願いいたします。

オンライン登録および本登録に関する情報(参加費など)はこちらから:
http://www.robocup2015.org/show/article/35.html

すでにメールが届いているチームがあるとの連絡を今朝いただいています。5月18日までに届かない場合は,アドレスに問題があった可能性などもありますので,ご連絡ください。確認をいたします。

なお,本登録に際して,いくつか注意事項がありますのでご連絡いたします。
  • 本登録は6月22日までに行っていただきますと早期割引の参加費で参加ができます。それを過ぎますと参加費が高くなりますのでご注意ください。なお,参加費はJSTの支援対象ではありません。
  • 本登録は,チームの登録と,チームメンバー,チームメンター,チーム関係者(大人,子供の両方)の4種類の登録を順次行います。支払いは基本的にまとめてとなります。世帯が違うなどの場合も,本登録を簡便に済ませるためには,どなたか代表の方が一括で登録をするようにされることがよいと思います(分けて支払うこともできなくはなかったと思いますが,申し訳ありませんが,当方では現時点では詳細には調べておりません)。
  • チーム関係者については,ご家族,知人などチームの関係者であればどなたでもご登録可能です。登録し参加費を支払うことによって,チーム関係者もチームと同じ時間に会場への出入りができる,ジュニアパーティーにメンバーと一緒に参加できるといった特典があります。
  • 本登録作業とは別にInvitation Letterを発行を依頼することができます。入国の際や,税関において特にロボットについてトラブルが起こることがありますが,その際にInvitation Letterが役に立ちます。トラブルを避けるために,発行を依頼されることをお勧めします。
  • その他,本登録についての質問は,ジュニアジャパンにではなくまずは世界大会事務局など次の問い合わせ先に,各チームから直接お問い合わせください。
本登録全般に対する問い合わせ先:
Please direct all general registration questions and inquiries via email to April.RoboCup [AT] gmail.com.

オンライン登録システムに関する問い合わせ先:
If you encounter any problems with regard to accessing the online registration system, please contact
service [AT] robocup2015.org.

Invitation Letter発行依頼の問い合わせ先:
If you have registered and need an invitation letter for your participation, please contact
inviteletter [AT] robocup2015.org.


※[AT]を@に変えて前後の空白は消してください。

その他,世界大会参加について,何かご質問がございましたら,遠慮なく私どもの方にお問い合わせください。

早々に夏がやって来そうな蒸し暑い天候が続いています。季節の変わり目でもあり,また新学期始まってひと段落して疲れが出てくる時期でもあるので,体調を崩しやすくなっていると思います。何よりもまずは健康が一番ですので,メンバーのみなさん,メンターのみなさんもご自愛いただき,万全の準備をしていただければ幸いです。

引き続き,よろしくお願いいたします。

2015年4月22日水曜日

ロボカップ2015合肥世界大会 参加チーム決定【4/23更新】

今回,例年になく会場が狭いことから,チーム数を制限する必要があり,結果として全ての国や地域において,希望している各カテゴリに対して1チームを割り当てるということになりました。

最終的に末尾の通り10チームを世界大会参加チームとして決定させていただきます。

3月のジャパンオープンではどのチームも素晴らしい活躍と成績でした。全てのチームに世界大会で活躍をしていただきたいと願っていただけに大変残念ではありますが,一方で世界大会に参加する国や地域は今年度は30国を超え,ロボカップジュニアの活動が確実に広がっていることの証でもあります。

決定したチームのみなさんは,今年度は,まさに各チャレンジ,カテゴリの代表として世界大会に参加していただくことになります。ただ,ジャパンオープンでも高橋代表理事や,野田国際委員会会長の閉会式でのお話にありましたように,日本代表という意識ではなく,1人1人にとっての学びの機会と捉えていただき,気負うことなく,実際に1人1人が未知のことにチャレンジし,よい学びの経験を積み重ねてきていただきたいと願っています。そして,帰国後は国内のチームへその経験を伝えていただくことで,ロボカップジュニアの活動をレベルアップしていただけるよう,ご協力をお願いいたします。

また,全てのチームのみなさんも,ぜひ,今後も各々のチームにおいて新しい目標を見つけて取り組んでいっていただきたいと思います。

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ロボカップ2015中国世界大会 日本より推薦する参加チーム一覧(2015.4.23更新)

サッカー ライトウェイト・プライマリ 優勝 東海 Team Takahama K-ING
サッカー ライトウェイト・セカンダリ 準優勝 関東 Gcraud Nano
サッカー オープン 準優勝 関西 HAKUTO
レスキュー Aプライマリ 優勝 関東 Ein
レスキュー Aセカンダリ 優勝 京滋奈 robotics X
レスキュー B    準優勝    JRB07    埼玉    埼玉県立川越高等学校物理部
CoSpace レスキュー プライマリ 優勝 中丹南丹 Hayabusa2
CoSpaceレスキュー セカンダリ 優勝 静岡 富士山
ダンス プライマリ 優勝 関東 MFM
ダンス セカンダリ 優勝 関東 ロボライブ
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